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アクティブラーニングについて:備忘

blog.szk.cc

上の記事を読んでて(最初に読んだのは結構前だけど)。

「イントロダクションのためにエンターテイメント性を取り入れたアクティブ・ラーニング」と「学習内容の定着や体系化のために取り入れられるアクティブ・ラーニング」がまったくの別物であることと、前者から後者へのステップを上がるのは容易ではないということだ。

 

アクティブ・ラーニングをめぐるありがちな誤解(あるいは批判)は、おおむねこのステップと関係している。すなわち、「人に教えることが記憶の定着を促す」のではなく、「人に教えられるくらい理解できていなければ、何も記憶に残らない」ということなのだ。だから入門段階において用いられるアクティブ・ラーニングがエンターテイメントになるのに対して、ステップ3におけるアクティブ・ラーニング(ティーチング)は、より伝統的な授業スタイルに近いものになる。両者を区分せずに「能動的学習」だの「反転学習」だのを形式的に取り入れたとしても効果は薄いだろうし、いまのところ文教系ITベンダーにとっての飯の種でしかないこれらの新しい授業メソッドも、結局のところは廃れていくことになるだろうと思う。

 

というのはまさにそうだなと思いつつ、FDとかで講師が来て…ってやるのは、最初の引用文にあるものの内前者が多くて。何だか、「自己紹介のときにみんなでやるゲーム」のレパートリー増やしに延々時間を割いている印象。いや、そういうのも必要かもしれんけどさぁと。

関連して。

 

crd.ndl.go.jp

 

先に引用した、「人に教えられるくらい理解できていなければ、何も記憶に残らない」というのはよく分かるし経験的にもそうだと(論文書いたり授業したりして)思うけど、よくある「ラーニングピラミッド」の話では「人に教えることが記憶の定着を促す」になっちゃってるよね、とか。しかしこの手の教育方法の話、「こういう経験にはこういう効果があるよね」って話が「こういう効果を導きたいならこういう経験させろ」に転倒することが多いなとも。

 

以上実感に基づく話なので、世の中全てがそうだとは言えんし言わんけど。