『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』

 日本柔道界最強と言われる木村政彦の評伝。
 タイトルで問われていることへの答えを出すことがメインの本というよりも、木村政彦と、師の牛島辰熊・弟子の岩釣兼生(そして孫弟子の石井慧)という鬼の柔道の系譜を元にして木村という人物を描きながら答えを浮かび上がらせるような雰囲気。

木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか

木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか


 すごく分厚い記述で、これまで言われてきたことへの論証だとかも豊富。700ページある本だが、面白くて結構サッと読めた。
 しかし昔の格闘界って、裏社会や政治結社とのつながりがまあ強いこと。『大山倍達正伝』読んでても感じたが。
 あと、本書の最後に書かれている地下格闘技大会(昭和50年代に開催されていたらしい)の話がとんでもなく魅力的なんだが、本当なんだろうか。まさしくバキの世界。
 とりあえず今度帰省した時木村政彦のお墓参りに行ってみよう。実家からすぐなので。

追記

 Dersuさん(2011-10-13 - 挑戦者ストロング)、dragon-bossさん(2011-10-18 - 不発連合式バックドロップ)、washburn1975さん(木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか - 男の魂に火をつけろ!)お三方のエントリがすごく面白かったのでトラバを。