ハンセン病

『平和概念の再検討と戦争遺跡』

宮崎にある「平和の塔」(http://d.hatena.ne.jp/K416/20100429/1272551552)など、戦争遺跡に関する論文集の第一弾。 「平和の塔」でフィールドワークをした記録が合ったり、平和の塔の土台を作ってる石(いろんな旧植民地から持ってこられたもので、「八紘…

『ハンセン病者の生活史: 隔離経験を生きるということ』

著者の坂田勝彦先生からご恵送いただいた。ありがとうございます。 俺と同年代(多分俺が1つ上)なんだけど、学会や研究会でのコメントを聞いていていつもすごいなーと思わされてる。 ハンセン病者の生活史―隔離経験を生きるということ作者: 坂田勝彦出版社/…

『ハンセン病と平等の法論』

琉球大学の森川恭剛先生よりご恵贈いただいた。 ありがとうございます。 ハンセン病と平等の法論作者: 森川恭剛出版社/メーカー: 法律文化社発売日: 2012/05メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る 出版社の説明によると、「ハンセン病への差別…

『隔離の文学』

ハンセン病療養所で病者が書いた文学作品と文学作品を書くという実践に注目し、その社会的意味を考察したもの。 果して隔離された患者たちは、自分たちの生命をいかなる言葉で紡ぎ上げてきたのか。療養所という特異な医療・生活空間の中で、患者たちが詩を綴…

『生き抜いて サイパン玉砕戦とハンセン病』

あるハンセン病者の個人史。を、社会学者が聞き取って編集。 生き抜いて、サイパン玉砕戦とハンセン病作者: 有村敏春,福岡安則,黒坂愛衣出版社/メーカー: 創土社発売日: 2011/11メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (2件) を見る 壮絶な人生…

『近代日本のハンセン病問題と地域社会』

ちょっと前に買ってたんだけど、なかなか読めず。 ようやく読む。 近代日本のハンセン病問題と地域社会作者: 廣川和花出版社/メーカー: 大阪大学出版会発売日: 2011/03/10メディア: ハードカバー購入: 1人 クリック: 10回この商品を含むブログ (4件) を見る …

『ハンセン病者の軌跡』

3章構成の本。 第1章は北部保養院(現松丘保養園)成立の経緯。ここが修論が元になっているみたい。で、第2章がハンセン病者の聞き取り集で、第3章が元松丘保養園長荒川巖氏への聞き取り。 ハンセン病者の軌跡作者: 小林慧子出版社/メーカー: 同成社発売日: …

『Disease 人類を襲った30の病魔』

30種類の病気について、病気そのものの概説と病気の社会史的な概説がなされ、それに加えて病気のイメージを示した多くの絵や写真が付されている。病気がどのようなイメージで理解されていた(いる)かが分かりやすい。 Disease―人類を襲った30の病魔作者: Ma…

『近代日本の「他者」と向き合う』

以前にも同じ編著者のデザインが同じような本(『〈眼差される者〉の近代』)が出てて、それと区別がついてなかったので買うのがしばらく遅くなった本。 実際、上の本の「執筆を行った研究会の後続にあたる」研究会に基づいて書かれてるらしい。(p.422) 近…

『日本の癩対策から何を学ぶか』

著者は元療養所園長。 タイトル通り、日本のハンセン病政策を概観し、そこから何が学べるか、を考えていく本。 ただ、著者自身が内部にいた人なので、内部にいた人ならではの情報だとか視点も多く入ってる。 日本の癩(らい)対策から何を学ぶか作者: 成田稔出…

『入門沖縄のハンセン病問題 つくられた壁を越えて』

沖縄のハンセン病に関する入門書。 薄手だけどとても分かりやすく書かれていて、何も知らない段階から学ぶのに役立ちそう。 入門沖縄のハンセン病問題-つくられた壁を越えて作者: ハンセン病問題ネットワーク沖縄出版社/メーカー: なんよう文庫発売日: 2009/…

『戦争とハンセン病』

ハンセン病政策史研究において蓄積がある、藤野豊の本。 タイトル通り、日本が戦争をやっていた時代のハンセン病・戦争とハンセン病政策との関係性・植民地におけるハンセン病などが取り上げられている。 戦争とハンセン病 (歴史文化ライブラリー)作者: 藤野…

『看護人類学入門』

看護人類学(「文化人類学の知識や方法を看護実践や看護学研究に応用」(p.鄴)するもの)の教科書。 看護人類学入門作者: 池田光穂出版社/メーカー: 文化書房博文社発売日: 2010/04メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 4回この商品を含むブログ (2件) を見…

『木を植える心』

韓国のハンセン病医学者に関する伝記。 本人のエッセイなどを元にしながら。 木を植える心―韓国ハンセン病治癒のために捧げた生涯作者: 柳駿,牧野正直,菊池義弘出版社/メーカー: 東海大学出版会発売日: 2010/05メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) …

『新装版 戦後死刑囚列伝』

日本の死刑囚たちについて取り上げた本。 藤本事件の藤本松夫(冤罪の疑いが強いことで死刑になったハンセン病者)も収録されてたので購入。 新装版 戦後死刑囚列伝 (宝島SUGOI文庫)作者: 村野薫出版社/メーカー: 宝島社発売日: 2009/07/04メディア: 文庫 ク…

「戦国BASARA3」の話

http://blog.livedoor.jp/htmk73/archives/2659857.htmlで紹介されている話。 「戦国BASARA3」ってゲームで(と知らない風に書いてるけど俺も好きではある)、大谷吉継が登場することになったらしく。 大谷吉継は、石田三成に共感して関が原で死んだ戦国大名…

『沖縄・問いを立てる4 友軍とガマ 沖縄戦の記憶』

沖縄愛楽園のハンセン病者の沖縄戦体験記が収録されてるので読んだ。 友軍とガマ―沖縄戦の記憶 (沖縄・問いを立てる)作者: 屋嘉比収出版社/メーカー: 社会評論社発売日: 2008/10メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る 戦争期の収容(と再収容)…

『世界のハンセン病現代史――私を閉じ込めないで』

世界各国のハンセン病に関する重要な事項を取り上げた本。救済者の活動や当事者の活動が重要な事項として取り上げられる傾向が強い気が。 学校や非常勤先に通うときの電車内で読んだ。 世界のハンセン病現代史 (世界人権問題叢書)作者: トニーグールド出版社…

『カルトとスピリチュアリティ』

著者の一人である渡邊太さんからご恵送いただく。 ありがとうございます。 カルトとスピリチュアリティ―現代日本における「救い」と「癒し」のゆくえ (叢書・現代社会のフロンティア)作者: 櫻井義秀出版社/メーカー: ミネルヴァ書房発売日: 2009/01メディア:…

ちょっとメモ

書いた論文に関連して、「ハンセン病者において、ハンセン病療養所からの退所が『社会復帰』と表現され始めたのはどのくらいの時期からかしら」という疑問がわいたので、手持ちの資料を見てみた。結果、沖縄愛楽園の場合、(暫定的に)一番古いのは、1953年…

『指紋押捺拒否者への「脅迫状」を読む』

部屋の本を整理してたら出てきたので、久しぶりにぱらぱらと。読んだの10年ぶりくらいかしら。 在日コリアンに対する指紋押捺が求められる状況に抵抗した在日の人たちがいて、その人たちに届いた「脅迫状」を取り上げ分析した本。 指紋押捺拒否者への「脅迫…

『政治と複数性』

連帯関連の議論を読みたくて。 政治と複数性―民主的な公共性にむけて作者: 齋藤純一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2008/08/28メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 72回この商品を含むブログ (31件) を見る いくつか面白いなと思ったところを引用。 多文…

『沖縄ライ園留学記』

「沖縄ライ園」すなわち、ハンセン病療養所の沖縄愛楽園と宮古南静園を訪問した記録。 持ってたような気がしたけど、本棚を見てもなかったので購入。読んでみたら、読んだ記憶がなかったので持ってなかったんだろう。 沖縄ライ園留学記 (1970年) (愛と希望の…

『細菌と人類』

伝染病菌の発見とその後の対策についての歴史を記述した本。それに加えて、主として西欧における病の文化史も。 取り上げられる伝染病は、ペスト、コレラ、腸チフス(とその他のサルモネラ症)、細菌性赤痢、発疹チフス、淋病、脳脊髄膜炎、ジフテリア、百日…

『強制収容所における人間行動』

ナチスドイツの強制収容所に関する本。 著者も強制収容所に入れられてた人。 強制収容所における人間行動 (岩波現代叢書)作者: E.A.コーエン,清水幾太郎出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1957/03/12メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る 本書…

『癩者の生』

ハンセン病を研究し始めた当初から持ってた本だけど、久しぶりに読んだ。 やっぱり面白いわ。 癩者の生―文明開化の条件としての作者: 沢野雅樹出版社/メーカー: 青弓社発売日: 1994/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (3件) を…

『日本の歴史14 「いのち」と帝国日本』

目次を見てハンセン病と日本の帝国主義の関連が書かれてるっぽかったので、購入。 「いのち」と帝国日本 (全集 日本の歴史 14)作者: 小松裕出版社/メーカー: 小学館発売日: 2009/01/27メディア: ハードカバー購入: 1人 クリック: 5回この商品を含むブログ (5…

「未決・沖縄戦」

沖縄戦と言えば、本島南部での戦闘が取り上げられることが多いけれど。 当たり前だけど、北部(「山原」)でも沖縄戦はあったわけで。 で、北部で沖縄戦を体験した人たちの体験談を集めたドキュメンタリーが、この「未決・沖縄戦」。 監督は、教科書の検定等…

愕然と

urizunokinawaさんが、台湾のハンセン病療養所楽生療養院の件の続報をレポートしておられる(http://ameblo.jp/urizunokinawa/entry-10175008914.html)。 写真を見て愕然とした。住んでた人の記憶が(悪い記憶も含めて)しみこんだ建物だろうにな。

台湾の件、さらに続き

urizunokinawaさんのブログで、警察による強制排除の映像がアップされてた(http://ameblo.jp/urizunokinawa/entry-10173680135.html)。こうしたレポートは、本当にありがたい。 映像で見ると生々しさが増して、怒りも増す。

台湾の続報

urizunokinawaさんのブログで、台湾のハンセン病療養所に関する続報が出ていた。旧療養所部分に残っていた方々が退去させられたとのこと(http://ameblo.jp/urizunokinawa/entry-10173037603.html)。 日本が植民地統治していた時代に作った療養所が、都市計…

台湾の

urizunokinawaさんのブログで、台湾のハンセン病療養所(の旧療養所部分)が、明日取り壊されるかもしれないってことを知る(http://ameblo.jp/urizunokinawa/entry-10172846031.html)。ううむ。

沖縄の将来構想

沖縄タイムスにこんな記事が。以下、http://www.okinawatimes.co.jp/news/2008-11-26-M_1-028-1_004.html?PSID=95bc0fc39df96ecefe01bf6dbd5969b8より。 名護市は二十五日、国立ハンセン病療養所「愛楽園」(同市屋我地島)の将来構想策定部会を立ち上げ、初…

『沖縄 だれにも書かれたくなかった戦後史』

佐野眞一による、戦後沖縄の裏面史。基地・反米・平和というキーワードで語られる沖縄とはちょっと違う沖縄の歴史を描こうとするもの(だからといって米軍礼賛ではない)。 沖縄 だれにも書かれたくなかった戦後史作者: 佐野眞一出版社/メーカー: 集英社イン…

インドで 

こんな話があったらしい。「ハンセン病のリンク集/ハンセン病の最新ニュース」(←リンク)より。以下、http://sankei.jp.msn.com/world/asia/080929/asi0809291833000-n1.htmより転載。 インド最高裁はこのほど、ハンセン病患者が自治体選挙に立候補したり…

舛添さんが訪問

沖縄愛楽園を舛添厚労相が訪問したとか。http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-135221-storytopic-1.htmlより。以下引用。 舛添要一厚生労働相は13日午前、名護市の国立ハンセン病療養所沖縄愛楽園を訪れ、入所者や元患者、関係者との懇談で「誤った政策が…

『やがて私の時代が来る――小笠原登伝』

日本のハンセン病医学界で、隔離政策に真っ向から反対したほぼ唯一の医者である、小笠原登を取り上げた伝記。 やがて私の時代が来る―小笠原登伝作者: 大場昇出版社/メーカー: 皓星社発売日: 2007/12メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る 隔離…

『沖縄問題の起源』

1945年〜1952年の、日本における/米国における沖縄の位置づけのあり方と、それがいかに政策に反映したのかを論述する本。 より具体的な目的としては、対日講和条約第三条(1951年、南西諸島・南方諸島に対する日本の潜在主権を認めつつ、米軍が基地を保有す…

『厚生省の誕生』

政策史からハンセン病研究をしてきた藤野豊の本。 厚生省誕生は、日本のファシズム体制から生まれたものであるってことを再確認しようとする感じ。 厚生省の誕生―医療はファシズムをいかに推進したか作者: 藤野豊出版社/メーカー: かもがわ出版発売日: 2003/…

沖縄愛楽園の将来構想

「ハンセン病」カテゴリーを作った。自分で過去の記事を探すの簡単だし。 で、本題。沖縄のハンセン病療養所愛楽園の「将来構想」に関する報道が、琉球新報と沖縄タイムスで出たみたい。以下、新報→タイムスの順に引用。 島袋吉和名護市長は31日、名護市役…

『沖縄民俗辞典』

執筆者の1人である(で、俺の学部時代の指導教官の1人でもある)多田治先生のブログ(http://d.hatena.ne.jp/tada8/20080702#p1)経由で知る。 「あったら便利かも」と思って購入。今日届いた。 沖縄民俗辞典作者: 渡邊欣雄,佐藤壮広,塩月亮子,岡野宣勝,宮下…

中国のハンセン病

中国のハンセン病患者入国禁止が撤回されたとのこと。 以下朝日新聞の記事(http://www.asahi.com/national/update/0723/TKY200807230341.html)から引用。 ハンセン病患者の入国を禁じてきた中国政府が22日付で、この方針を撤回していたことが分かった。…

ハンセン病で

中国が、ハンセン病者の入国制限に対して結構頑なな模様。 西日本新聞の記事(http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/34972)より引用。 日中両政府は15日、双方の国内人権状況などについて話し合う外務省審議官級の第4回「日中人権対話」を北京で開催し…

沖縄県として

ハンセン病療養所の将来構想問題について。 沖縄県議会で(若干だけど)議論があったみたい。 引用は沖縄タイムス(http://www.okinawatimes.co.jp/day/200807081300_03.html)から。 仲井真弘多県知事は七日の県議会六月定例会一般質問で、県内のハンセン病…

『多磨全生園・〈ふるさと〉の森』

電車の中で読んだ本。 多磨にあるハンセン病療養所全生園の森に注目し、森が入園者の生活においていかに重要なものだったか、入園者が森をいかに作ってきたのか、森を作る営みを通して入園者はどのような思いを持ったのかということを、多くの関係者(職員含…

「楽生院」

日仏学館にて観てきた。 台湾のハンセン病療養所に関するドキュメンタリー。 台湾の療養所が、地下鉄の駅建設によって取り壊されることになり。でも、昔ながらの住まいと生活を捨て切れない入園者が、療養所と生活の維持を求めて保存運動をしているという背…

今日は 

今日は福岡アジア映画祭(http://www2.gol.com/users/faff/faff.html)に行こうかと。 場所は大名の九州日仏学館(http://www.ifj-kyushu.org/jp/event/2008/ev_jp080704155612.html)。 台湾のハンセン病療養所楽生院に関する映画がお目当て。雨降らないと…

思い出した

朝日新聞の、沖縄戦に関する以下の記事を読んで。 太平洋戦争末期の沖縄戦で、警察官が日本軍の士官らと連絡を取りながら、沖縄本島北部で米軍に対する破壊工作をしたり、住民の米軍への投降を抑えようとしたりしていたことが、当時の米軍の秘文書からわかっ…

非常勤

今日はハンセン病の話。 やっぱりこの辺の話(専門的にやってること)だと、補足的なエピソードだとか、具体的な事例がパッと出てくる。 学生さんからなかなかいい反応をもらえた気がして。 ほくほくしながら帰宅。 ほくほくしてるものの、ちょっと体調がよ…

ハンセン病のことで国連人権理事会が

日本が提案した「ハンセン病差別撤廃決議」が国連人権理事会で採択されたと。 以下http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080619-00000043-mai-intより引用。 国連人権理事会は18日、ハンセン病患者らに対する差別を重大な人権侵害だとする「ハンセン病差別…